原発事故以降、エネルギー問題が取りざたされています。大分県に豊富にある温泉熱や、これまで捨てられていた工場の廃熱などで発電できたら素晴らしいと思いませんか。
それができるのが「スターリングエンジン」です。このスターリングエンジンの仕組みや実用化の現状と可能性について一緒に学びましょう。
<イベント概要>
- 日付:7月14日(土)
- 時間:14:00~17:00(受付開始13:30)<出入り自由>
- 会場:大分県消費生活・男女共同参画プラザ<アイネス> 2階 第2小会議室(大分市東春日町1番1号NS大分ビル/Google+ ローカル)
- 定員:先着20名様
- 参加費:無料 ※要申込
- 参加申し込み:ウェブフォーム( http://event.bungo-channel.org/ )からお申込みください。
<プログラム>
- 講演「スターリングエンジン 今できること」 講師 加藤義隆氏(大分大学工学部助教)
- スターリングエンジン模型展示
- スターリングエンジン動作実演
- ビデオ上映
- パネル展示
<主催・お問い合わせ>
<スターリングエンジンとは>
高温の熱は資源として利用できますが、40~200℃程度の熱は使用用途に乏しく廃熱として自然界に放出されるケースが一般的です。もし家庭に降り注ぐ太陽の熱や別府など大分県に豊富にある温泉熱あるいは廃熱などで発電できたら素晴らしいと思いませんか。
スターリングエンジンとは、密閉された空間に閉じ込めた空気(ガス)を温めたり冷やしたりすることで膨張・収縮させ、動力を取り出すエンジンです。
スターリングエンジンは外燃機関(ガソリンエンジンは内燃機関)ですから、熱源(燃料)を選ばず、化石燃料、バイオマス燃料、太陽熱、地熱、温泉熱、廃熱等、熱であれば何でも利用できます。
そしてガソリンエンジンと違い「爆発」を伴いませんから静かです。また密閉空間に閉じ込めるガスは空気などの不燃性ガスですから安全です。
スターリングエンジンは19世紀初頭にスコットランドの牧師ロバート・スターリングによって発明された人に優しく安全なエンジンです。
しかし残念ながら体積あたりの出力が小さく十分な出力を得るためには装置が大型化するという欠点がありました。そのため内燃機関が発明されてからは廃れてしまいました。
190年後の今、新しい技術によりスターリングエンジンの特性が見直され、再度実用化に向けての開発が進んでいます。スターリングエンジンは、古くて新しいエンジンなのです。
海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」にも4基搭載されています。最新のそうりゅう型潜水艦「けんりゅう」は2012年3月16日に就役しました。
このスターリングエンジンの仕組みや実用化の現状と可能性について一緒に学びませんか。70度の熱源で皿回しを行いながらオルゴールを鳴らすスターリングエンジンの実演も行います(このエンジンは日出町の「森のかじや」製作です)。
また杵築市民が製作した太陽熱で発電するスターリングエンジン模型も展示します(会場が室内のため発電は行えません)。
<関連情報>
- NHKニュース おはよう日本(5年位前の放送)『幻のスターリングエンジンがついに実用化!』(YouTube)
- 『スターリングエンジン』スターリングエンジンで走る車が登場します(YouTube)
- 「再生エネルギー関連勉強会」はじまる(BuNGO Channel)
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